インプラントは失った歯のみを治療しますので、周囲の歯は影響を受けません。
さらに安定性、強度の面でもブリッジに比べて優れています。
このように入れ歯やブリッジへの不満を募らせる方は大勢いますが、そもそも人によっては、入れ歯を入れることさえできないというケースもあります。
解剖学的な理由がその一つです。
取り外し式の入れ歯には、二つの方法があります。
吸盤のように顎に吸い付かせるものと、残った歯に留め金をつけて固定させるというものです。
しかしながら、人によっては顎の形態により、どちらの方法でもうまく入れ歯を適合させることができない場合があります。
口の中で入れ歯を安定させることができないのです。
このケースではどんなに精巧な入れ歯を製作しようが、何回つくり直そうが、安定しません。
常に入れ歯が外れそうな状態のため、安心して生活することができません。
また、人との会話もままなりません。
しかし、このような入れ歯の不都合も、インプラントによって救われる場合があります。
もう一つの原因は心理的な理由によるものです。
入れ歯が与える「老化」というイメージをどうしても受け入れられないという人、また入れ歯の異物感に耐えられないという人もいます。
中には吐き気を催すなど、身体が頑なに入れ歯への拒否反応を示す場合もあります。
年齢が若い人ほど、このような傾向があるようです。
入れ歯を心理的に敬遠する方こそ、天然歯と同様の機能と快適性が保証されているインプラントは最適な治療法です。
歯を失うリスクは誰にでもあります。
高齢者に限りません。
若い人も、歯周病、交通事故、スポーツによる怪我などにより、歯を失うことがあります。
インプラント治療は、若い人から高齢者まで、年齢に関わらずに、受けることができます。
ただ、顎の骨にチタンを埋め込む手法のため、顎の骨の成長が完了することが条件です。
ですから、女性の場合は16歳、男性だと18歳に達していることが前提です。
インプラントは手術による治療法ですので、重症の全身疾患、慢性消耗性の疾患など、手術に耐えられない方は適応しません。
このような特殊な例を除けば、誰もが治療可能です。
さらに、インプラントは年齢だけでなく、失った歯の数にも関係なく治療できることが特徴です。
治療される方の中には、1本も自分の歯がない方もいれば、1本だけ歯を失った方もいるなど、さまざまです。
また、インプラントの優れているところは、入れ歯やブリッジと併用可能な点です。
よく、失った歯の数だけインプラントを植立しなくてはいけない、と考えがちですが、そんなことはありません。
インプラントは入れ歯よりも強度があります。
そのため、数本のインプラントを植立すれば、入れ歯を固定させることもできますし、ブリッジも可能です。
この方法で治療することにより、すべての歯を失った場合でも、上顎、下顎、それぞれ4〜8本程度インプラントを植えつければ十分です。
総入れ歯をインプラントで固定する場合や、前歯と奥歯の中間にあたる部分まで治す場合には、さらにインプラントは少なくてすみます。
では、ここでどのようなケースが、インプラント治療に適しているのか、列挙します。
取り外し式の入れ歯には、心理的に抵抗がある。
また、仕事柄、取り外し式の入れ歯では不都合である。
現在装着している入れ歯がどうしても合わない。
常に外れそうな状態である。
普段の生活にも対人関係にも不都合が生じ、精神的にもつらい日々を送っている。
入れ歯が原因で、発音や発声がうまくできない。
片側、または両側の歯がない。
そのため、入れ歯を入れても、動いてしまう。
強く噛めないなどの問題が生じている。
歯周病が進行している。
そのため歯がぐらついて、よく噛むことができない。
大事な前歯を、1本ないし数本失ってしまった。
自然な形に戻したい。
一番端の奥歯が欠けてしまった。
そのためブリッジをしようにも、片方の支える歯がない。
多くの歯を失っている。
そのためブリッジを支える歯と歯の間が開きすぎている。
今ある健全な歯には影響が出ないように治療をしたい。
歯列矯正の適応がある。
しかし、奥歯の固定源がない。
そのため治療が困難だ。
入れ歯が安定しない。
とりあえず固定したい。
このように、インプラントは失った歯の数や年齢にかかわらずに、多種多様なケースに対応できます。
こう見てくると、インプラントはいいことづくしの治療法に見えますが、注意も必要です。
現在、インプラントは、その著しい効果から知名度もあがり、市民権を得つつありますが、まだまだ治療の質、レベルは、担当する歯科医師や医療機関によってまちまちです。
まず押えておかなければならないことは、インプラントはいうまでもなく手術的治療法だということです。
機能的にも、審美的にもゲストの満足のいく結果が得られるか否かという以前に、手術自体のリスクがあります。
たとえば、私たちMグループでは軽い全身麻酔の一種である静脈内鎮静法を用いて手術を行います。
うとうと程度のものからぐっすり眠るものまで、ゲストの状態や手術の範囲によって細かく麻酔のデザインを変えて対応します。
最近は一般の歯科医でも静脈内鎮静法、あるいは笑気吸入鎮静法などを行う場合がありますが、これらは専門分野に精通し、長期間トレーニングを受けた医師が行わなければできない医療行為です。
ところが現状では、見よう見まねでこのような麻酔を行う例も出てきています。
これは本当に危険です。
さらに手術規模が大きくなるにつれて、当然、ゲストの方々には大きな負担がかかります。
だからこそ、難症例への大規模な手術を、経験の浅い歯科医師に任せるのは大きなリスクがあるのです。
Mグループの歯科医師たちは厳しいトレーニングを経た上で、認定されたインプラントのプロフェッショナルです。
年に1度はヨーロッパでの学会研修、スウェーデンでの実技の研修が義務付けられているために、国際的なインプラント治療の最新のトピックにも通じています。
高度な技術を要する大規模手術のリスクを最小化するノウハウを会得しているのが、われわれMグループの強みです。
さらに外科的手術ですので、細菌やウイルスなどへの対処も必要です。
日本では疫学的にみてウイルス性肝炎のキャリアが多いことが明らかですが、Mグループのクリニックではこのようなウイルス感染のリスクに対応して基本診療器具はできる限り使い捨てを徹底しています。
さらに高圧蒸気滅菌、ガス滅菌の徹底など、最先端の医療機器、医療材料を用いて、安全、安心の治療を行います。
また、Mグループでは高水準の知識と技術を認定された歯科医師が精密な手術を行います。
よって、難症例への対応の実績も豊富です。
たとえば、ゲストの中には、顎の骨の量が大変少ない方がいます。
インプラント治療が難しい典型例です。
そのためこのような方は、治療を施してもすぐにダメになったり、重い副作用が表れるなどという理由から、ほとんどの医療機関で治療を断られます。
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